だんだんと朝や夕方以降は冷える日が増えてきて、お肌の乾燥も気になる季節になってきました。
「秋や冬になるとなぜかフケが増えてしまう……」
「濃い色の服を着ると肩にフケがパラパラと落ちていて気になる」
そんなお悩みを持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。
パラパラした乾いた白いフケの原因には、頭皮の乾燥が関係している可能性があります。
寒い季節にフケが増える? 特に女性に多い原因
秋や冬は気温だけでなく湿度がぐっと下がり、空気が乾燥する季節です。
そんな時期にフケが増える場合は、お顔の皮膚だけでなく頭皮も乾燥していると考えられます。
気温変化で頭皮が敏感になり、水分量が少なくなると表面の角質層がポロポロと剥がれ落ち、白くて細かなフケとなるのです。
特に女性は男性に比べると皮脂量が少ないため、乾性のフケが生じやすいといわれています。
乾燥が原因のフケを防ぐために
シャンプーの種類を見直す
皮脂を根こそぎ落とすような洗浄力の強いシャンプーを使っていると、頭皮が乾燥してフケが出やすくなります。
夏場はベタつきやすいのでさっぱり系のシャンプーを使う方も多いかと思いますが、乾燥する季節になったら頭皮に優しいシャンプーに移行しましょう。
比較的洗浄力がおだやかなアミノ酸系洗浄剤を使ったシャンプーがおすすめです。
シャンプー方法を改善する
頭皮にやさしいシャンプーを使用していても、洗い方を間違えているとフケやかゆみの原因になってしまいます。
頭皮を清潔にしながらうるおいも守るために、以下のような洗い方を心がけましょう。
① 入浴前にしっかりブラッシングをする (髪の毛の汚れを落としたり、絡まりをほどいておく)
② 38℃程度の熱すぎないお湯で予洗いをする (この時点で8~9割の汚れは落ちます)
③ シャンプーを十分に泡立ててから頭皮に乗せる (モコモコにする必要はなく、液体を手のひらで伸ばし十回前後こする程度でOK)
④ 指の腹で頭皮をやさしく揉みながら洗う (爪は立てないで、毛穴の汚れを押し出すように)
⑤ 熱すぎないお湯で十分にすすぎ流す (熱すぎるお湯は乾燥の原因になります)
また、乾燥しやすい方は朝にシャンプーをすると必要な頭皮の皮脂まで洗い流されてしまい、頭皮が紫外線に対して無防備な状態になってしまいますので紫外線の強い日や長時間屋外にいる予定の方は特に、朝のシャンプーは避けた方が良いでしょう。
頭皮用ローションやヘアオイルで保湿をする
シャンプーの種類や方法を見直しても乾燥を感じるなら、頭皮用ローションやヘアオイルを使用してみることもおすすめです。
水分や保湿成分を頭皮に直接与えることで、乾燥によるフケやかゆみを防ぐことができます。
髪のボリュームが気になる場合は、育毛効果のあるローションを使うと効果的です。
室内の乾燥に注意する
寒くなってくるとエアコンなどの暖房器具を使いますが、それによって室内の湿度が大きく低下すると、頭皮まで乾燥してフケを招くことがあります。
特にエアコンの温風が直接頭皮に当たるような方は、フケやかゆみが悪化しやすいので、風が直接当たらない場所に移動したり、風向きを変えたりなどの工夫が必要です。
加湿器などで空気にもうるおいを与えることも大切です。
皮膚だけでなく喉や鼻の乾燥も防げるので風邪などの予防にもなります。
頭皮の紫外線対策をおこなう
頭皮に紫外線を浴びると、水分が蒸発して乾燥性のトラブルを起こしやすくなります。
夏や晴れた日だけのイメージが強い紫外線対策ですが、秋や冬、曇りの日でも紫外線は降り注いでいます。
長時間屋外にいるときは日傘を使う、UVカット効果のある帽子をかぶるなどして頭皮を守りましょう。
特にキャンプや登山、スキーといった山でのレジャーは知らないうちに紫外線を浴びやすいので、十分な対策をすることが大事です。
ビタミンB類を多く摂取する
ビタミンB2とB6の不足は、ターンオーバーの乱れや、フケの原因となります。
ビタミンB2は皮脂のバランスを整え、皮膚や粘膜の健康を維持する働きがあり、ビタミンB6は皮膚のターンオーバーのリズムを整える働きがあります。
どちらも食べ物から摂取できる栄養素なので、普段の食生活に積極的に取り入れてみてください。
ビタミンB2が多く含まれる食材
- レバー(牛、豚、鶏)
- うなぎ
- 牛乳
ビタミンB2は熱分解されにくいため、調理方法を意識する必要はありません。
ただし、茹でた場合はビタミンB2がお湯に流れ出るため、茹で汁も一緒に調理して摂取するとよいとされています。
ビタミンB6が多く含まれる食材
- カツオ
- マグロ
- サンマ
- バナナ
ビタミンB6は熱分解されやすいため、なるべく火を使わない調理がおすすめです。
規則的な睡眠周期でストレスをケアする
フケの原因となるストレスを緩和するためにも、良質な睡眠も大事です。
睡眠時間が不規則だったり眠りが浅かったりすることでストレスを感じ、ターンオーバーのサイクルが乱れることもフケの発生原因の一つです。
睡眠とストレスは深い関係があり、睡眠時間を十分に確保できている人はストレスを緩和させる能力が高いことが分かっています。
また、皮膚のバリア機能を保つホルモンは、睡眠中から明け方にかけて活発に分泌されます。
頭皮環境を整えるために睡眠時間をしっかり確保し熟睡できるよう、生活リズムを整えましょう。
ドライヘッドスパで健やかな頭皮に
睡眠の質の向上や頭皮の血行促進にはドライヘッドスパも有効といわれております。
脳疲労の改善やストレスの軽減などの効果もありますので、季節の変わり目でお疲れを感じていらっしゃる方はぜひ、眠りの森hibikiにいらしてみてください。