皆さんは日頃、運動はしていますか?
子供の頃は体育の授業があったり、部活をしたりなど、何かと運動する機会はたくさんあったことと思います。
ですが、大人になると意識的に身体を動かさない限り、運動する機会は非常に減ってしまいます。
そこで今回は、運動することの効果についてお話ししたいと思います。
大人にとって一日に必要な運動量は?
健康を維持するためには日々の運動が必要不可欠となります。
一日に必要な運動量としては、お喋りができるぐらいの強度の歩行や、それと同じ程度の活動で、成人は【1日60分以上、歩数で換算すると1日約8千歩】、高齢者は【1日40分以上、歩数で換算すると1日約6千歩】が推奨されています。
歩行やスポーツ以外にも、階段の昇降や掃除、買い物など、いわゆる日常的な身体活動も「運動量」に含まれます。
また、成人・高齢者ともに、スクワットや腕立て伏せ、トレーニングマシンなど、一定の負荷のかかる筋力トレーニングを「週2~3回」行うことが推奨されています。
運動が不足するとどうなる?
私たちの生活は昔に比べると、技術の進歩にともなって便利なものがどんどん増えてきました。
しかし、便利な世の中になるにつれ、歩く機会や運動する機会が少なくなるなど、現代人の運動量は極端に減ってきています。
日々運動不足を感じている方も多いのではないでしょうか。
運動をしたほうが良いということは分かっていても、習慣化するのはなかなか難しいのが現状です。
その一方で、食生活が豊かになったことにより、食事からのエネルギー摂取が過剰になってしまう傾向にあります。
摂取エネルギーが消費エネルギーを上回る状態が続くと体重が増え、「肥満」につながります。
また、それに伴い高血圧、糖尿病などの生活習慣病のリスクも高くなってしまいます。
日頃、運動する時間がなかなか取れない方は、『エレベーターやエスカレーターを階段に変えてみる』『通勤時に一駅手前で降りて歩いてみる』など、日常生活の中で出来ることを、少しずつ始めてみるのはいかがでしょうか?
運動の基本的な効果
適度な運動は骨を丈夫にし、筋肉を強化することはもちろん、運動することにより消費エネルギーが増えるので、余分な体脂肪が減り、肥満の予防・改善につながります。
また、適度な運動には、高血圧や糖尿病、動脈硬化に対する予防・改善効果もあります。
身体活動量や運動量が多い人は少ない人に比べて、虚血性心疾患、高血圧、糖尿病、肥満、骨粗鬆症、がん、うつ病・認知症などの発症・罹患リスクが低いことが認められています。
つまり、適度な運動量は健康的な生活を送る上で必要不可欠なものだと言えます。
【運動がもたらす効果】
・骨を丈夫にする
・筋肉を強化され疲れにくくなる
・血液循環が良くなりる
・心肺機能が向上し疲れにくくなる
・肥満、高血圧や糖尿病などの生活習慣病の予防
・抵抗力を高める
・健康的な体型の維持
・気分転換・ストレス解消
・脳が活性化する
・睡眠の質の向上
運動と睡眠の関係
さまざまな研究から、習慣的に運動をしている人ほど寝付きが良くなり、深い睡眠が得られやすいことがわかっています。
睡眠の質を上げるためには、夕方〜夜寝る3時間くらい前までに軽い運動をするのがいいとされています。
激しい運動は交感神経を刺激してしまい、逆に睡眠を妨げてしまいますので、負担が少なく長続きするようなウォーキングや軽いランニングなどの有酸素運動がおすすめです。
また、睡眠は脳の温度が低下するときに出現しやすくなります。
こういった体のはたらきを利用し、就寝の数時間前に行う運動で脳の温度を一時的に上げて、就寝時に脳の温度の低下量を大きくすることで眠りにつきやすくなります。
運動を行う時間帯や強度に注意して、睡眠の質を上げていきましょう。
また、眠りの森hibikiのドライヘッドスパも副交感神経を刺激して睡眠の質の向上にとても効果的です。
適度な運動とドライヘッドスパで快適な睡眠を手に入れましょう!