新年度が始まり、仕事やが立て込んでいる人も多いのではないでしょうか。また慣れない環境でお疲れの方も多くいらっしゃると思います。

電車や人込み。何かと忙しく、込み合う日々です。

「忙しい」や、「込み合う」の対極にある「ボーっとすること」が、実は脳によいのです。

ではどのような効果があるのでしょうか。是非、週末やゴールデンウイークの過ごし方の参考にしてください。

「デフォルト・モード・ネットワーク」が稼働

特になんの作業もしていない「ぼーっとした状態」のとき、脳内では「デフォルト・モード・ネットワーク」（DMN）が活発に稼働します。

DMNは、いうなれば「脳のスタンバイ状態」。このスタンバイ状態において、脳はこれからの自分の身に起こりうることをシミュレーションしたり、自分の過去の経験や記憶を整理・統合したりしています。

今の自分が置かれている状況を分析し、イメージや記憶を想起しながら、脳内で準備を整えているのです。

1日中、暇なく脳に情報をインプットし続けていくと、脳は疲労します。スマホを手放し、時々ぼーっとする時間をつくることによって、脳は休まり、DMNは活発化するのです。

ボーっとすることのメリットとは？

①忙しすぎたり頭で考えすぎたりしていると、やがてキャパオーバーになり不安やネガティブな考えが襲ってくることも。そんな時、一旦思考を止めてみると、頭がスッキリして物事をポジティブに考えられるようになります！

②たくさんの雑念を少しの間だけ断ち切ると、それまで見えなかったものが客観的に見えるようになってきます。頭と心が整理されていけば、ストレスだと感じていたものが徐々に解消されていきます。

③思考が止まっている状態というのは、瞑想と同じこと。瞑想は自律神経の乱れを整え、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌を活性化させ幸福感を感じられます。

④感情のコントロールがしやすくなり、靄がかかって行き詰りのように思えていたものが、まだまだその先に道があると気づけるようになるかもしれません。前向きに視点を切り替えられるようになると、気持ちも沈みにくくなっていきます。

⑤グルグル回転し続けている頭の中を少しの間だけ空っぽにすると、そこからポッと新しい考えが生まれることがあります。長い時間をかけてアレコレ思い悩むより、短い時間何も考えないでいるほうが、いいアイデアに繋がるかもしれません。

⑥頭と心が休まり、体もリラックスして快眠が期待できます。仕事や悩みが重なって眠れなくなる、という人もいるかもしれません。そんな時には、わずかな時間でも思考を休めようとしてみましょう。

デフォルト・モード・ネットワーク活性化しすぎると・・・

DMNが活性化しすぎると、頭がぼんやりして注意力が散漫になってしまいます。それに、余計なことを考えすぎて、不安にさいなまれることも。

DMNは脳の総エネルギーの60～80％を占める「大食漢」。DMNを働かせすぎると、脳のエネルギーが底を尽き、疲れを感じやすくなってしまいます。

そのため、休みの日などに一日中ぼーっとしていると、脳が休まるどころか疲れてしまう恐れがあります。DMNが酷使され、脳のエネルギーがどんどん奪われているからです。

ちなみに、自動車を何時間もアイドリング状態にしていると、熱がこもったりバッテリーが傷んだりしやすいです。脳に関しても同じことが言えるのです。

DMNが活発な状態と活発でない状態には、それぞれメリットとデメリットがあります。両方を理解したうえで、DMNの「オン」と「オフ」を切り替える必要があるのです。

ドライヘッドスパがおすすめです♪

頭の中でいつも何かを考えている「考えすぎ脳」の持ち主さんは、ドライヘッドスパがおすすめです！

五感に意識を集めてみても「つい考えてしまう」という状態から離れられます。マッサージを受けて気持ちいい！と感じている瞬間は、その押されているポイントに神経が行くため頭の中は空になります。

つまり、マッサージを受ければ、瞑想と同じように無心の状態を作れるということです。

「頭の中を空っぽにすることができない」
「寝る前もスマホをチェックしてしまう」
「常に次の予定や心配事を考えている」

こんな方は、ドライヘッドスパ中に頭の中が真っ白になる瞬間を是非体験してみてください。

「頭をからっぽにして、何も考えない時間」がいかに贅沢で大切なものか、ドライヘッドスパを通して気づいていただけるかと思います(*^^*)