2月といえば思いつくイベントは節分かバレンタインデーかなと思いますが皆さんはいかがでしょうか。
『バレンタインデーは女性が想い人にチョコレートを贈る』というのは日本特有のもので、海外では男性からというところも多かったり、バラやアクセサリーを贈ったり食事をしたりなどさまざまです。
日本でも最近では友人同士でチョコレートを贈り合ったり、自分へのご褒美として高級なものを購入したりと楽しみ方も変化しているようです。
そんなチョコレートですが、睡眠の質を上げる効果もあるということをご存じでしょうか。
寝る前にチョコレートを食べると睡眠の質が上がる
チョコレートに含まれる成分には心と体をリラックスさせストレスを和らげる効果があるため、
就寝前にチョコレートを摂取すると深い眠りやすっきりとした目覚めをもたらしてくれます。
ただし食べ過ぎには注意が必要で、就寝前に適切な量は「ひとかけら程度」とされています。
含有成分には主に以下のものがあります。
GABA
GABAという成分は興奮状態を抑え、心と体をリラックスさせる効果があります。
興奮性ホルモンの放出を抑制し、副交感神経の働きを活発にすることで神経の興奮をしずめて入眠を促します。
さらに、入眠後もスムーズにノンレム睡眠へと導いてくれるため、深い眠りを得られやすくなります。
テオブロミン
テオブロミンには、自律神経を整えて冷え性を改善する効果があります。
これは血管を拡張させ、血流を増やす働きを持っているためです。
血管が広がることで、心臓から送り出された血液が全身にいきわたり、体温が上昇していきます。
また、生姜と同程度の体を温める効果があり、ゆっくりと体温が上がってその温かさが持続するという特徴があるので
冷え性でお悩みの方はテオブロミンを含むチョコレートやココアを取り入れることで、自律神経のバランスが整い、体が温まりやすくなります。
マグネシウム
マグネシウムには、筋肉の緊張をやわらげ、交感神経の興奮を抑える効果があります。
マグネシウムは神経や筋肉の興奮性をコントロールし、神経伝達や細胞膜の安定性を保つ役割を果たしてくれます。
筋肉をリラックスさせる作用もあり、肩や背中のコリなど体の緊張を軽減する効果が期待できます。
特に寝つきが悪くて体の緊張を感じる方には、寝る前にマグネシウムを含むチョコレートを取り入れるのがおすすめです。
寝る前にチョコレートを食べる際の注意点
就寝3時間前までに摂取する
夜間は消化酵素が減少するため、食べ物の消化・吸収に時間がかかるので
チョコレートだけではなくほかの食べ物もできるだけ3時間前までに摂るようにしましょう。
寝る直前に食べると胃が消化活動を続けることで脳が興奮し、寝つきが悪くなったり、睡眠が浅くなったりしてしまいます。
歯磨きは入念に
チョコレートは歯にくっつきやすい性質があり、就寝時は唾液が減少し虫歯になりやすいということもありますので
特にしっかり歯磨きをするようにしましょう。
虫歯予防のためには、最低でも3分以上かけて丁寧に歯を磨き、歯間ブラシやフロスも必ず使用することをおすすめします。
食べすぎは禁物
チョコレートには覚醒作用のあるカフェインも含まれています。
また、糖分が多い食品は血糖値を急激に上昇させるため、その後の低血糖状態で夜中に目が覚めやすくなることもあります。
多くの量を食べると胃の消化活動が活発になり、深い睡眠が得られにくくなることもあります。
ダークチョコよりミルクチョコ
ハイカカオのダークチョコレートはカフェインの含有量が多いため、
寝る前に食べるのはミルクチョコレートの方がおすすめです!
カフェインは摂取後30分〜2時間で血中濃度が最大となり、眠れなくなる可能性があります。
軽くお昼寝をする際にはむしろダークチョコレートのほうが良いですね。
美味しいチョコレートでリラックス♪
甘いものを食べると幸せな気持ちになりますが、食べ過ぎると虫歯や病気のリスクがあったりするので
少しだけ食べてゆっくりリラックスして、質の良い睡眠をとって疲れを癒していきましょう♪