首や肩がいつも張っていたり硬い、頭が重く痛むときがある、眼がかすんだりよく乾く。
そんな様々な不調の原因は、首が正常な位置より前に出て硬くなってしまっている、「ストレートネック」かもしれません。
ストレートネックは首肩こりや眼精疲労、顎関節症や額のシワにもつながったりします。
自律神経に悪影響を及ぼすこともあるので、不眠や頭痛、めまいや吐き気などの症状も引き起こします。
原因は毎日必ず使っているもの
原因の一つがスマホの長時間使用と言われていますが、スマホは現代ではなくてはならないツールのひとつ。
いつも何気なく使っていても、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
そんなスマホを持つ手は体の前方、下方向にあるため、それを見るために自然と頭は肩よりも前に突き出ます。
本来、首の骨はボーリング球ほどの重さのある頭部の衝撃を吸収するために緩やかに前弯のカーブを描いていますが、前に傾けると首の骨の前弯カーブが失われ、首がまっすぐになります。
これがストレートネックで、頭の重さがダイレクトに首や肩にかかり、大変な負担になります。
首の骨が正常な位置にあれば血液はスムーズに流れますが、ストレートネックの状態だと血流が悪くなり首肩こりや頭痛、不眠など、様々な不調につながってしまいまいます。
ストレートネックの影響は顔にも…
また、椅子などに座る時間が長いと、自然と背中が丸くなることが多いと思います。
そうすると、首や肩、背中だけでなく頭皮や額の筋肉までも引っ張られて硬くなり、柔軟性がなくなっていきます。
筋肉同士は筋膜という薄い膜で包まれるようにつながっているため、どこかに負担がかかると他の部分にも影響が出てきます。
筋膜が硬くなり緊張すると血流も滞り、痛みが生じたりなめらかな動きができなくなります。
頭の筋膜の緊張が強いと緊張性頭痛といわれる頭痛も引き起こしますし、硬くなった頭皮を無理やり動かして目を大きく開けようとすると額にシワが寄ってしまったり、顔全体の血流が悪くなるのでくすんで見えるようになったりします。
普段から予防を心がけよう
ストレートネックの多くは日常生活での姿勢のクセによってもたらされるため、正しい姿勢を保つことが重要となります。
スマホを使用するときはなるべく腕を上げ、前を見るように意識してみてください。
パソコンでの長時間作業も首や肩、背中を痛める原因のひとつとなります。
パソコン使用時は画面の位置だけでなく、ひじや股関節、ひざの角度を意識することも重要です。
両足の裏がしっかりと地面につくよう椅子の高さを調節し、ひざと股関節を90度に曲げた状態で、モニターはなるべく正面にくるようにします。
背筋を伸ばし、ひじの角度は90度以上になるよう、肩に力が入らないポジションを探しましょう。
就寝時に使う枕も高すぎたり低すぎたりすると首に負担がかかりますが、枕を使わなくても頭が不安定になり熟睡できないこともあります。
枕が高すぎると頭は下を向くような形になるので、あごの下の皮膚にしわが寄り、低すぎると上を向きすぎる形になり、皮膚が突っ張っている状態になります。
あご下の皮膚にしわが寄らず、引っ張られすぎない、ちょうどよい高さの枕を探してみてください。
現在使っている枕が低めだったり柔らかいものであれば、畳んだバスタオルを下に入れて調節することも可能です。
ドライヘッドスパも効果的
ガチガチにかたまってしまった筋膜は、マッサージでほぐしてあげることで少しずつ柔軟性が戻っていきます。
当店のドライヘッドスパでは、頭部だけではなく目元や額、顔や首、肩の筋膜もほぐしていきます。
特にお疲れがたまっていたり、気になる箇所がございましたらお伝えいただけましたら重点的にしっかりほぐしますので、あてはまる症状がありましたら是非、一度ご来店下さいませ。